新神戸駅から約400m(徒歩15分)
おんたき茶屋までの道のりをご紹介いたします。
港神戸の玄関口、新神戸駅を出発します。
新神戸駅の東側の出口を出ると標識があります。
新幹線の高架橋をくぐると、駅に沿って東側に延びる坂道があります。
六甲山系のハイキングコースをしるした看板があり、さらに坂道を登っていきます。
途中、左側に分かれている道が北野道(背山散策路)。
北野異人館街まで約1キロです。
「あしのやの砂子の山のみなかみをもぼりて見れば布びきのたき」九条(藤原)基家
生田川に架かる「いさごばし」を渡ります。
この辺りから布引の清流が見えます。
清流側(平坦)コース(左)と山側(階段)コース(右)に分かれますが、雄滝付近でまた合流します。
少し進むと雌滝が見えます。
雌滝取水堰提です。
明治33年に建てられた非常に珍しい構造物と書かれています。
ここからは急階段になってます。
「山人の衣なるらし白妙の月に晒せる布引のたき」九条(藤原)良経
ここで山側の道と合流します。
ひたすら階段の道を登ります。
「山姫の嶺の梢にひきかけて晒せる布や滝の白波」源俊頼
滝を見下ろす見晴台があります。
ここからは平坦な道になります。
「松の音琴に調ぶる山風は滝の糸をやすげて弾くらむ」紀貫之
鼓滝の見晴台です。
この滝はちょっと見づらいです。
アラカシ、ホソバカナワラビ群集です。
六甲山の隆起により、上流側が下流側より大きく上昇して出来たのが雄滝と書かれています。
「我世をば今日か明日かと待つ甲斐の涙の滝といづれ高けむ」在原行平
布引滝で一番大きな滝、落差43mの雄滝です。
「ぬしなくて晒せる布を棚ばたに我こころとやけふはかさまし」橘長盛
雄滝横の階段を登りきると、右側に見えてくるのが「おんたき茶屋」です。
到着。
のれんをくぐると、おでんのにおいと明るいおかみさんの笑顔が待ってます。