布引の滝は布引渓流にある4つの滝の総称で日本三大神滝のひとつです。
名瀑として知られる古来からの景勝地です。
また、かつては滝勝寺の修験道行場として下界とは一線を画する地でした。
現在は渓流沿いから滝を経て布引ハーブ園へと至る遊歩道が整備され、気軽に立ち寄ることができるようになっています。
布引の滝は上流から順に、雄滝(おんたき)、夫婦滝(めおとだき)、鼓滝(つつみだき)、雌滝(めんたき)からなります。
栃木県日光市の華厳滝、和歌山県那智勝浦町の那智滝とともに三大神滝とされ、日本の滝百選に選ばれています。
平安時代の歌集『伊勢物語』や『栄花物語』をはじめ、古くから宮廷貴族たちが和歌に詠むなど多くの紀行文や詩歌で紹介される文学作品の舞台となっています。
雄滝 - 高さ 43m、滝壺は面積430m²、深さ6.6m、滝の横には5箇所の甌穴(最大のもので10畳大)があり、竜宮城に続いているという伝説があります。
夫婦滝 - 高さ 9m
鼓滝 - 高さ 8m
雌滝 - 高さ 19m